内付けサッシで結露は解消出来ない!仕組みを知って住まいを守る

こんにちは、リフォ丸です。

住まいの冬に於ける悩みの一つで、『結露』の問題があります。

リフォームで内付サッシを付ける事によって、二重サッシにすれば結露が起きなくなる、と言う話を聞いた事はありませんか?

しかし、この話は本当なのでしょうか?

 

答えは

内付サッシを付けても、結露は止まりません。

これが本当の答えになります。

 

カビの元にもなる、結露の問題。

 

今回は、この結露が窓に出た場合、どの様に対応していけば良いか?と言う事でお話ししていきたいと思います。

 

 

内付サッシで結露は防げない理由を解説

内付サッシのサッシ枠は、通常は樹脂で作られています。

この樹脂と言うのは、アルミサッシなどで使われているアルミと比べると、非常に熱伝導の低い優れものです。

しかし、だからと言って万能ではないのです。

 

結露と言うのは、暖かい空気と冷たい空気の境目で起きる現象です。

外の温度がどれだけ低くても、また逆にどれだけ高くても、絶対に熱を通さないと言う材質のものがあれば、全く結露が起きない状態にする事が出来ますが、今現在で、サッシ枠を作る為に使われている材料の中で、その様なものはありません。

 

ちなみに数値でお話しします。

樹脂の熱伝導率と言うのは、『0.2W/mK』です。

結露の簡単に起こるアルミの熱伝導率は、『200W/mK』となります。

数値が引くければ低いほど熱伝導率が良く、熱を通さないと言う事になります。

 

この数値を見てお分かりになる通り、いかに樹脂と言うのは、熱を通しづらい材質のものかというのがお分かりいただけると思います。

 

しかし…

 

0(ゼロ)…

 

『0W/mK』ではありませんよね。

 

『0.2W/mK』なんですね。

 

全く、完全に熱を通さない、万能のものと言う訳ではないんです。

 

幾分かでも熱は通してしまう材質のものなんです。

 

外の空気がとても寒く、それを部屋の中で快適に過ごそうとして、いつもよりも高めの温度を設定して暖房を焚くとします。

いくら熱伝導の低い樹脂製の内付サッシと言えども、あまりにも寒く、その日の気温が低すぎれば、当然熱を室内側まで伝えてしまいます。

そして熱が伝わった先の部屋の中の温度は、当然外の温度とはかけ離れたくらい温かいですので、そこで結露が起きてしまう訳です。

 

だから、アルミサッシに比べたら、熱伝導は低い樹脂で作られた内付サッシですが、しかし、熱を完全に通さないと言う材質ではありませんので、内付サッシでは、完全に結露を防ぐ事は出来ませんので、結露に関しては解決にはなりません。

と言う事になる訳です。

 

 

内付サッシでも出てしまう結露はどうすれば?

では、内付サッシを取りけても出てしまう結露に関しては、どの様に対処していけばいいのか?と言うと。

 

これについてもハッキリとお伝えします。

 

どうにも出来ません。(キッパリ)

 

厳密に言えば、冬の寒い日に、部屋の中で暖房を焚かないで、限りなく外の温度に近づける事が出来れば、結露は起きなくなります。

しかし、真冬にそんな寒い部屋の中で生活は出来ませんよね。

外の温度が低くなればなるほど、そしてそれに反比例して、部屋の中の温度を上昇させればさせるだけ、外と中の温度差は大きくなります。

そしてサッシ枠、または、ガラスが熱を通してしまうと、その境目でどうしても結露は起きてしまうんです。

 

先ほどもお伝えしましたが、冷たい空気と温かい空気の境目で起こるのが結露です。

今現在の日本国内…、ちなみに世界中の先進国のサッシメーカーに問い合わせをしても、全く完全に熱を通さない材質の物。

つまり数値でお話しすると、『0W/mK』を測定出来る材質の物で、サッシを作っているところがあるのだとすれば、結露問題も解決出来ます。

しかし、その様なものは、世界中を探しても今時点ではないのです。

 

ちなみにこれは、サッシ枠を作っている材料のもの、と言う意味です。

それ以外の材質のものであれば、全く熱を通さない材質のものもあるかも知れません。

しかし、日本国内でのサッシ枠と言うのは、『アルミ』、『樹脂』、『木』のいづれかで作られています。

そういう意味で、今現在の日本国内では、全く熱伝導率が0(ゼロ)になる材質のもので、サッシ枠は作られていないのです。

 

でも、限りなく結露を発生させない様に対処は出来ます。

それは、アルミと樹脂の複合サッシ枠で作られている、ペアサッシに変えてしまう、と言う事です。

 

しかし、これでもやはり完全に結露を出なくする事は出来ません。

アルミにしても、樹脂にしても、完全に熱伝導が、0(ゼロ)と言う材質ではないからです。

 

ただ、このアルミと樹脂の複合ペアサッシにサッシ交換のリフォームを行う事で、限りなく結露に対して、強い住宅にする事は出来ます。

 

サッシ交換の場合、多少、お値段が張る工事になってしまいますが、本当に結露でお悩みになられている場合は、一度お考えになられてみても良いと思います。

 

 

こうやって対応する!内付サッシの結露問題

しかし、ペアサッシへのサッシ交換のリフォームとなると、費用についてもそれなりにかかってきます。

家中のサッシの殆どが結露で悩んでいるご家庭の場合は、それこそ、とても大きな出費になってしまうかも知れません。

だからペアサッシに交換してしまうと言う、非現実的なお話しではなくて、もっと現実的なお話をすると…

 

結露が出たら、その都度ふき取って、誤魔化しながら生活をしていくしかない、というのが本音のところになってしまいます。

 

サッシの交換工事って、どの様にして行っていくか知っていますか?

 

単純に、今既存で付いているサッシをパカって取り外して、その取り外したサッシの箇所に、新しいペアサッシを単純にポコっと取り付けできるものではないんです。

当然、その家の既存で付いていたサッシの収まり次第では、サッシ枠の外側の外壁の部分に切り込みを入れて、くり抜く様な感じで、サッシを取り外さなくてはならない家もあります。

そうなると、サッシの工事だけでなく、その周囲の外壁の補修や内壁の補修、そしてクロスの補修などの付帯工事もかかってくる訳です。

 

つまり、収まりの部分です。

この部分を大工さんに上手に施工して、取り付けしてもらう訳なんです。

 

これが一部屋だけでなく、二部屋、三部屋…はたまた、家の中の全てのサッシをペアサッシに交換となると、目安で200万円から、場合によっては、300万円を超えてしまう場合もあります。

 

だから非現実的なお話ではなく、もっと現実的なお話しでの対処法をお話しすると…

 

結露はその都度ふき取り、誤魔化しながら、上手に生活していきましょう。

と言う事になる訳です。

 

もう一つ注意点としてお話ししたいのが、結露が出ない様にする為なのか、よくミカン箱に一緒に入ってくる、透明なぷつぷつしたビニール(子供の頃によく指でぷつぷつした部分を潰して遊んだやつ)をガラスに張り付けている家があります。

 

あれはやめて下さい。

 

「なんでこれ張ってるんですか?」って聞く時があります。

すると大抵のお客様は、「結露防止に…」とか「断熱効果を高めるために…」という事で、ご返答をいただきます。

 

しかし、ガラスの上にあんなものを張ったら、結露が出てもふき取れなくなってしまいます。

 

結露は水滴ですので、すぐにカビの元になります。

カビが生えると、健康被害にも繋がりますし、カビ自体が周囲の組織を破壊する力を持っていますので、周囲の木材を腐らせていきます。

 

結露を100%完全に食い止める事は出来ません。

出た結露は早めにふき取って、乾燥させるしかないのです。

 

つまり、ふき取って、胡麻化しながら生活していく、と言うよりも、ふき取って、上手く付き合っていく、と言うのが正確な言い方になります。

 

 

内付サッシと結露のまとめ

ここまで、内付サッシと結露と言う事でお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか?

簡単にまとめると…

 

・完全に結露をゼロに出来る材質のものや、またその様な方法はないと理解する

・時と場合によっては、樹脂とアルミの複合サッシ枠の、ペアサッシへの交換を検討してみる

・出た結露は、早めにふき取って、上手に付き合っていく

 

特に三つ目の、早めにふき取って、上手に付き合っていく、という事を意識して、結露対策に取り組んでみて下さいね!

 

 

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