こんにちは、リフォ丸です。

今回はクロス張替えは、住みながらでもリフォームが可能なのか?と言う事についてお話ししていきます。
結論からお話しすると、住みながらのリフォームでも可能です。
しかし、工事するにあたって注意する点や、行った方が良い秘訣などがあります。
そこで今回は、クロス張替えを住みながら行うにあたっての注意点や、秘訣などについてお話ししていきます。
クロス張替えは住みながらでもやれる!

まずクロスの張替えリフォームの場合、リビングなど特定の部屋に絞って張替えする場合や、家の中にある全ての部屋のクロスを張替えする場合とに分かれます。
しかし両者とも共通して言えるのが、一部屋ずつ完成させてから、次の部屋の工事に移って行く、と言う事です。
そして何よりもクロス張替えの場合、特殊な工具を使う場合は別として、他の工事種目の様に左程大きな音が出ない工事になります。
つまり、工事する部屋の家具を他の部屋に移動させ、クロスの張替えが完了したらまた家具を戻し、そして次の部屋に移ったら、再び家具を他の部屋に移してクロスの張替えをする、これの繰り返しで、家に住みながらの工事が可能になると言う訳です。
クロス張替えを住みながら行う時に注意する事

前の見出しで、クロス張替えは住みながらでも大丈夫、と言う事でお話ししてきました。
しかし普段と全く同じ生活と言うのは出来なくなりますので、それ相応の注意が必要になる事も出てきます。
ちなみに、クロス張替えを住みながら行う事によって、注意しなけらばならないものは、主に下記にあげる様な事になります。
下地作成の為のパテ処理で出た粉が家中を舞う事になる
クロス張替えでは、クロスを張る石膏ボードから、既存のクロスを剥がすと言う作業を行った時に、凹凸が生じる事があります。
この凹凸があるままの石膏ボードの上に新規のクロスを張っても、凹凸の影響のせいで、仕上がりも凹凸が見えたままの仕上がりになってしまいます。
そこでそれを防ぐ為に、既存のクロスを剥がした後、石膏ボード上にある凹凸を平らな状態にする為に、パテ処理という下地処理を行います。
そして石膏ボードに一通りパテを塗った後、今度はやすり掛けを施し、新規クロスを張る石膏ボードの面を真っ平な状態にしていきます。
注意しなければならないのが、このやすり掛けを行った際に大量の粉が舞う事になります。
周辺の家具、家電等への付着の他に、出来るだけ体の中に吸い込まない様にすると言う注意が必要になります。
(ちなみに多少吸い込んだからと言って、人体にはほぼほぼ影響はありません。)
工事期間中は常に工事の音や職人さんたちの話声が聞こえてくる
大工工事に比べると大きな工事音は出ないと言っても、やはり家の中で工事を行っている事に違いはありません。
家の中で行う工事の為、工事期間中は常に人の気配を感じたり、話声が聞こえてくる事があります。
話声と言ってもお客様の家の中ですし、大ぴらに仕事とは関係の無い話で盛り上がる様な、デリカシーの無い職人さんと言うのは滅多にいないと思いますが、全く話が出来なくなってしまっては、職人さんたちの方でも仕事が成り立っていきません。
工事期間中はこの様な形で、工事の音や家族以外の人たちの声が聞こえてくるかも知れない、と言う事を事前に心得て、意識しておくようにしましょう。
普段では見慣れない様々な工事用工具を家の中に持ち込まれる事による危険性
張替え工事を行う際は、普段ではあまり見る事がない工具等が家の中に持ち込まれます。
使い慣れている職人さんたちでさえ、たまに誤りがあり怪我をしてしまう事もあります。
特に小さなお子さんのいるご家庭では、不用意に工具に触れたりしない様に注意を払いましょう。
職人さんたちの生活の一部を見られてしまう事による、プライバシーの問題
先ほどの工事音や話声と同様に、クロス張替えは家の中で行う工事になる為、常に職人さんたちの存在を感じながら生活する事になります。
その中で当然家の中を見られてしまいますので、普段の生活の状況も垣間見られてしまう事になります。
しかし、工程表などをいただいておけば、事前にどの部屋がいつ工事を行われるかと言うのも分かると言う事。
もしあまり人に見られると支障がある様なものがある場合は、事前に人の目につかない場所に移すなどの対策をとっておきましょう。
工程を知ればクロス張替えを住みながら行っても余裕の工事

先ほど工程表の話が出てきましたが、ここでクロス張替えの大まかな工程について触れていきましょう。
例として、6畳の洋室のクロス張替え工事でご説明します。
工 程(工事の流れ) | |
① | 養生 |
② | 既存クロス剥がし |
③ | パテ処理 |
④ | 乾燥 |
⑤ | 下地ならし |
⑥ | 新規クロス張り |
⑦ | 後片付け・清掃 |
⑧ | 完了 |
上記の表が大まかな工程(工事の流れ)になります。
クロスの張替えの場合、通常は6畳間の場合、上記の流れを1人で1日で終わらせる様な形で施工していきます。
その現場によって、養生するものが多かったり、既存のクロスが中々剥がれてくれなかったりと、遅れとなる要素が様々と絡んでくる可能性もありますので、一部屋につき半日程度の余裕を見ておくと尚良いと思います。
基本的にクロス張替えの場合は一部屋毎に完成させてから、次の部屋の工事に向かっていく形になります。
それ故にこの様な形で、工程を知っておく事によって、様々な対応が出来る様にもなる訳です。
クロス張替えの目安の日数を一覧で紹介

前の見出しで、6畳の洋室のクロスを張替えした時は、1人で丸1日が工期の目安と言う事でお話ししました。
となると、8畳の洋室や、10畳の洋室の場合は、どのくらいの日数や時間がかかるのでしょうか?
実はこの場合も基本的に1人(現場によっては2人)で、丸1日と言う計算になります。
つまり、6畳から10畳くらいの大きさであれば、基本的には1人~2人で作業して、1日で完了と言う事になります。
ちなみに、丸ごと1棟の住宅のクロス張替えを、住みながら行うとすれば、建坪で35坪前後で、3LDK~4LDKの住宅であれば、1人~2人で7日~10日前後が目安になってきます。
一応下記の表にも書き出してみました。
日数(目安) | |
6畳 | 1人~2人で、1日 |
8畳 | 1人~2人で、1日 |
10畳 | 1人~2人で、1日 |
キッチン | 1人~2人で、1日 |
洗面室 | 1人で1日 |
トイレ | 1人で1日 |
階段廻り | 1人~2人で、1日半~2日 |
その現場毎の状況で、多少の誤差は生じるかも知れませんが、目安で上記の様な日数がかかるものだと思って下さい。
クロス張替えを住みながら行うのまとめ

以上、クロス張替えを住みながら行った場合についてお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか?
まとめると、下記の注意点が大事になります。
・下地処理の際に部屋の中を舞う、パテの粉に気を付ける。
・工事音や職人さんたちの話声は聞こえてくるものだと言う風に心得ておく様にする。
・職人さんたちが持ち込む工具等に近づかない様にする。
・工程を知り、生活におけるプライバシーを自身で守る。
この4つの事を意識して、有意義なクロス張替えリフォームを行って下さいね。
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